2006年10月25日

ニュージーランドの鱒釣り1

こニュージーランドに移住してきて最初の年のクリスマスイブは悲惨だった。当時ホームステイしていたオークランドのホストマザーは私を置き去りにして家族のクリスマスパーティに行ってしまった。クリスマスイブに釣りに行くのもなんだし、やることがあまりにもなく、どうせクリスマス向けのしょうもないのしかやってないだろうと思いテレビもつけず、どろどろと読書して過ごした。夜も9時ごろ眠くなって溶ける様に寝てしまった。

夜あけたクリスマスの朝は、かねてから約束していたとおりロトルアからアンがオークランドまで迎えに来てくれて、とって返してロトルアに向かった。ロトルアではもちろん鱒釣りを楽しむ予定だ。だがその前にもう一つ楽しみな企画があった。ロトルアへの道すがら、アンの友達の家族のクリスマスパーティに混ぜてもらったのだ。この家族がなかなかそんじょそこらの家族ではない、波乱万丈な家族なのだ。□□□事故に巻き込まれたり、下の娘さんは○○なのに子供を生んでしまうし、上の娘さんは△△だし(最初「××のパートナーよ」と、その相手を紹介され、内心たまげたものだ)、その昔には、親は離婚してしまったらしいし。そんなこんな色々あって、何故かその昔、アンがその家族の面倒を見なければいけなかったのだという。。。。そういう縁でアンは毎年、この家族とクリスマスを過ごす事にしているようだ。しかもそのパーティでは離婚した親が二人そろい、父親の方は再婚相手も連れてきているという。なんとも複雑な家族だが、あっけらかんとして私に聞いてもいないのにそういう話しをしてくるし、また、そんな話を聞いても全くそういう影を感じさせない明るさで私の様な全くの部外者をもてなしてくれるのだ。この辺は本当にカルチャーショックだった。あるいはこの家族だけがそうなのか。。。

の家は海を見下ろす高台にあり、プールまで着いている豪邸である。旦那はマオリだが一体何をやってこんな豪邸に住んでいるんだろうと思うくらい、豪邸には似つかわしくない素朴で気取りのないいいおっさんである。10歳くらいの子供達も私にビールを勧めてきたりするし、気さくでリッチを絵に描いたような家族である。そういう旦那が焼いた(NZではこういうパーティでお決まりの)バーベキューを食べた後はプレゼント交換タイムだ。子供達がクリスマスツリーの下に置かれたプレゼントを配るというしきたりの様であり、わかり易い様に各プレゼントには「誰に、誰から」というラベルが貼ってある。私にはあってもアンからくらいだろうと思っていると、他の人から3つもプレゼントがあってびっくりした。そのうちの一つは『From:SANTA』としか書いてなくて結局直接お礼も言えなかった。誰かが私がプレゼント交換の時に疎外感を感じないようにと用意してくれたのだろう。やさしい配慮に感動するとともに、アンには「話が違うよ」と苦情を言いたくなった。「パーティーに行くけどプレゼントは特に用意しなくていいからね」と言われていたのだ。私はその言葉を信じ、アンにしかプレゼントを用意していなかったのだ。。。いくらアンがそう言ったからといって、子供の様な迂闊さでお恥ずかしい限りであるが。。。そういう訳で、家族水いらずのクリスマスパーティに割り込みご馳走になったうえにプレゼントまでもらってしまって良いのかと恐縮しきりだったが、ここはアンの”徳”にあやかって許してもらうしかない。。。まるでヒモの様ではあるが。。。結局、最後まで『From:SANTA』のサンタは誰かわからなかった。皆さんへの感謝を込めて最後に皆さんに向かって「サンキューサンタ!」と言っておくのが精一杯だった。

ーティの後は約3時間のドライブでロトルアに向かった。アンは疲れているし私も少しずつこちらの運転に慣れたいというのもあり運転させてもらった。こちらは市中を除く一般道は100km制限なので、みんな一般道をぼろぼろな日本の中古車で120kmくらいでかっ飛ばしており、身の危険を感じる。じっさいロトルアまでのルートのこの道でもちょくちょく人死にが出ているという。だが1時間も運転すると慣れてしまい、ずっと110kmくらいで巡航し、なかなか快適なドライブだった。道すがら広がる田園風景は何度通っても癒される。着いてみると夜の7時半でまだ日本の4時くらいの日差しだ。さすがに釣りに行く気力は無く、ハンバーガーを自分で作って食べて寝た。こうしてニュージーランドに来てから初のクリスマスはあっという間に終わったのだった。だがサンタは私にさらなるプレゼントを用意してくれていた!

つづく
posted by Dobby at 05:40| Comment(2) | TrackBack(0) | 釣り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
LCNのホワイトです。本当に楽しいブログですね。ニュージーランドって行った事ないですが、オーストラリアに比べ山も有り日本人にもなじみ易い所と聞いております。是非今後も更新の時には、下記アドレスをトラックバック欄に貼り付けて下さい。LCNのHPのトップにタイトルが掲載されます。宜しく。
尚、「12月発売のソトコトに、LCNの広告記事を載せます。その記事の中に「100万人のブログ集」参加者の「バナー」か「名称」を掲載する事を考えて居ります。勿論料金は頂きませんが、問題なければ、掲載希望との意思表示を
  まで御連絡くだい。」
Posted by ホワイト at 2006年10月27日 18:37
ホワイトさん、いつもコメント有難うございます!
そうですね、ニュージーランドは色々な意味で日本に似ているところは多いと思います。気候とか国土の形とかもそうですね。山も富士山にそっくりなタラナキ山というのがありますし。その形といい、その自然といい、その位置といい、赤道をはさんだシンメトリックな符牒が色々とあって、不思議になるくらいです(笑)
Posted by 海外移住 at 2006年10月28日 04:01
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