最終的に自分の気持ちを確認し、2段目のロケットを切り離し、数ヶ月間の語学留学&現地下見&現地生活体験に行こうという決心はしたものの、さすがにカタコトもしゃべれない、理解できない、書けないまま、おまけに全く勝手のわからない知らない国に一人旅というのでは不安が大きすぎた。大体私はそもそも旅行も苦手で、一人旅などした事もなかったのだ。そこでまずは数ヶ月ほど日本で英語をみっちり勉強して、その後現地に飛ぼうという風に計画を立て始めた。
まずはとにかく単語だった。英語といえども言葉である以上、とにかく単語が全てのベースだ。そう考え、単語とイディオムの見直しから始めたのであった。そして、リスニングやスピーキングに関してはとにかく試せるだけの事を試した。英語の勉強法の本を読み漁り、ネットで勉強法を調べ漁りもした。当然、なるべく労力を掛けずして最大の効果をあげられる、しかも自分にできる方法というものを探求したのだった。私は子供の頃から、まっとうなやり方で勉強するというのが嫌いで、常に何かもっと楽にできる方法がないものかと探す性質の怠け者であった。受験の時には、ひところ流行った睡眠学習はもちろん、さらには4拍子のリズムで呼吸しながら、バロック音楽をバックに聴きながら、英単語や英熟語を耳と目で追いかけて記憶するという複雑な手法の教材にまで手を出したものだった。バイオフィードバックにより脳波をα波にする訓練は当然行っていた。そう、私はかつてオカルト雑誌?「ムー」の熱心な読者であったのだ。時にはそれらが高じて超能力開発なるものに凝ったこともあった。だが日ペンの美子ちゃんにだけは手をださなかったのが今となっては悔やまれる点ではある。こういう少年時代の経験が現在になっても私に科学的なるものに対する猜疑と憧憬のないまぜの態度をとらせる背景である事は否定しない。
この様に勉強などはオカルト的にやらないとやってられないという体質だった私にとって、いい歳になってから英語の勉強を始めようとした時にもとった行動は同じであった。最初に
「これは!」
と思ったのは、所謂「右脳」ものであった。良く知られているように「右脳」は感覚的行動、「左脳」は論理的思考、を司るという様に役割分担があるのだという。そして、年齢がいってからなかなか英語がしゃべれるようにならない人にとって、その最大の原因は、トシを取るにつれて、論理的思考が感覚的行動を抑えにかかるという点にあるのだ、それをまず打破しなければならない、習うより慣れろ、というのが「しゃべる」という事にとってもっとも重要なんだ、色んな本や情報を総括すると、そんな風だった様に思う。本屋で色々立ち読みをして、その能書きにすっかりその気にさせられ、その場でCD付きの一冊の本を選択した。その教材は、読まれる英文を二倍速・三倍速で聞き、そのスピードについてシャドウイングする練習を繰り返し、しかもその英文を完全に憶えてしまうまで、つまり何も考えずともお経の様に読めるようになるまで一つの文章(大体10〜20センテンスくらいか)を繰り返す、というものであった。つまり、良いといわれる「音読」「シャドウイング」「倍速」「丸暗記」すべての要素を兼ね備えた画期的な教材に見えたのであった。その時点である程度勉強法の知識だけはそれなりになっており、そんな教材を見つけた時には感動に打ち震えたものだ。そういえば、その昔(語学でも)天才と言われた空海が若かりし頃行った修行法である虚空蔵求聞持法に通じるものもあると思えた。その日から早速、修行僧の様な心持ちでこの教材に取り組み始めた。
(つづく)
2006年10月16日
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キウイ「pen」
僕「peン」
キウイ「no!ん!pen!」
僕「peン」
の繰り返しです。この歳になって「pen」の反復練習をするとは?っていう感じです(でも、僕にとってはrやl、th、sなどよりnが目茶苦茶難しいんです・・・)。
ボクは英語圏での生活10年以上になりますが年々「適当に聞き流す」「分かってないのに答える」という方向にいっています(笑)
「L」と「n」って同じ舌の動きなんですか!?私はまだ、それに気づいていません(笑)
>gontaさん
きっとそれは、やはり無意識に理解してらっしゃるからでしょうね。私も早くそうなりたいです。私はまだまだ修行がたりません。未だにちょっとわからないと、すぐに「Pardon?」とか「Sorry?」とか言っちゃいます(笑)それで相手が2回目に言ってくれてもまだわからない場合も多いです(笑)2回目に言うときは少しはゆっくりはっきり言ってくれるのかと思うと、同じ調子で言う人が多いというのにも気づきました(笑)