ふたつ目の会社を辞めて、いよいよ身軽になった私は、移住するにあたってはやはり永住権があった方が何かと有利であろうと考え、永住権取得のための活動も同時に開始した。だが、いずれにしても必要なのが英語力だ。永住権申請のためだけでなく、現地での生活・就職において必須となる要素である。会社を辞めたことで収入は失った
英語がそんな状態なのに加え、事もあろうに、これから移住しようかというニュージーランドという国について私はほとんど何も知らなかった。私の心にあったのは釣り少年の頃からの漠然とした「釣り天国」というものへの憧れと、書籍やインターネットで仕入れた少しばかりの情報だけであった。従って、移住を決行するにあたっては、さすがにもう少しニュージーランドという国を知る必要があり、それには、やはり下見だ、ついでに英語の勉強もしてこよう、という風に考えたのは、ある意味自然であった。そもそもの
「何故ニュージーランドに移住するのか?」
という理由付けはほとんどないまま、とにかくどんどん計画を進めてしまおうとしたところは、自分でも順番がちょっとおかしい気もしたが、人生の大転換を決めるときなどそんなものさ、と考える事にした。実際、思いつきでいきなり方向転換などすれば失うものはそれなりに大きかった。今でもこの時の選択が「正しかった」のかはわからない。だがそういう転換によって現在を含む過去からの資産・蓄積を失うのか、あるいは転換しない事により未来に得られるであろうものを失うのか、見方ひとつで「失うもの」というものすら、所詮あいまいなものである。どっちが良いのかという事はどの道一生誰にもわからないことだ。だが、そういう「過去・現在のもの」を失う事に対する覚悟さえ出来ていれば、「未来に」得るであろう事(英語、海外移住、第二の人生)だけ考えて真剣に前向きに考えられるという「面白さ・楽しさ」が生まれ人生に彩りがつくのは確かな様に思えた。この、2段階目の切り離しをしたからには私にはもう3段階目の切り離しは必要ではなかった。既に2回も過去とのつながりを切り離したからには、今さら失うものの大きさを「現在・過去」と「未来」でトータルで損得勘定してみる、という事はその時の私にとってはただの小賢しい方法論でしかなく、そんな事で自分の行動を理由付けたり考えたりするのは時間の無駄で馬鹿馬鹿しいとしか思えなかった。独り者の気楽さであろうし、馬鹿なのはお前だ、と言われても返す言葉はひとつもないが。
(つづく)






私の方は安定どころかまだまだいろんな事で奮闘の日々ですが、逆に考えれば日本で居たときに安定しきりつつあった生活の中で忘れていた「人生の節目」的イベントが移住を境にこれから先まだまだしばらく続くなあ、まだまだ人生楽しめるな、と(笑)
「会社を辞めてLOHASがしたい」と検索したら一発でこのブログにたどりつきました。
自分は今からニュージーランドにワーホリに行きたいと考えているのですが、いろいろあってタイミングを逃しつつ、その前にフィジーに語学留学しようかなど、いろいろ悩んでる最中です。親に反対され(24です)、理由はあっても次の仕事を探すのにメリットがあるかと問われると何とも言えず、とにかく行きたいという感じです。
そんななかこのブログに出会えて勇気をもらえました。
会社を辞めたときに失うものと、現状維持のままで失うもの、どちらがいいかなんて誰にも言えないってほんとにおもいました。
長い人生、決断の時は何度かあるんだろうと思います。いつも正しい決断が出来るとも限らないし、かといって決断しないと何も変わらない。難しいですよね。
私の場合は一度大きく転回したら、その後次から次へと楽しいくらい?試練がやってきました。退屈しなくて良いですが、大変は大変です(笑)