免許センターのAAに着いて、カウンターに座っているおばさんに実技試験を受けに来た旨伝えると、「試験官が迎えに来るのでそこに座って待ってて」との事で待つ事にした。他に待っている人も数人おり、次々と試験官が迎えに来て、出て行ったが、私のところには中々来ない。私より後に来た人まで居なくなってから、やっとノコノコと試験官がやってきた。ここでもまたニュージーランドクオリティだ。10分の遅刻だぞ、オイ!
実技試験は、持ち込んだ車の事前チェックの後は大体45分くらいで3段階のチェックが行われる。第一段階は、基本的なドライビングスキルとルール遵守のチェックだ。普通にスピードを守って走行し、普通に右折・左折などをするわけである。道筋は全て試験官が指示してくれる。中国人の友人の話では、交通量の少ない道で三点Uターン(Uターンしきれない道幅の道路で、一度バックで切り替えしてUターンする事)をやらされて、切り返しのバックをするときにウインカーを正しく出したり、周囲の状況チェックをしているかなど、細かいところをチェックされると言う事で、それも練習していたのだが、この時にはそれはなかった。普通にあっちを曲がりこっちで曲がり、あとはスピードを守って走るだけである。コースは友人がガイドしてくれたものとは全然ちがっていたが、まったく問題はなかった
第二段階は、いよいよハザードチェックだ。これも友人と走ったコースとは全然違う場所で、1回目のチェック。大き目のラン・アバウトでその指示がでた。練習どおりきちっとやって、ラン・アバウトをパスした後、忘れないうちにさっさと車を左に寄せて停めて説明したかったが中々止めてくれない
「一つ忘れてるだろ、リヤカーを引っ張った車が後ろから来ていただろう」。
うーん確かに。憶えてはいたが、説明するのを忘れてしまった。もうちっと早く停めてくれたら記憶が新鮮だったから説明し忘れなかったろうに、とは思いながらもしょうがない、今のは減点だなと思った。ちなみにハザードチェックは2回やると聞いていた。次はまた全然知らないコースだった。今度はラン・アバウトではなく、急な坂道を上りきったところから大きな通りに合流するというもの。「右からトヨタ・ハイラックスサーフが来ていたが充分に距離があったので、その車の前で通りに合流した」などと余計な事まで言って出来るだけ詳しく説明した。今度は試験官は無言。OKとかナントカ言ってくれてもよさそうなのになぁ
次は第三段階で高速走行だ。試験官に指定されたコースは友人が可能性として2つ見せてくれたうちの一つで、彼の奥さんが経験したコースであった。友人の話では、2つのうちではこちらの方がワインディングである分、もう一つの直線よりは難しいかも知れないとの事だった。だが、別に普通のワインディングなので私は気にせず、ちょくちょく変わる制限速度だけを気にして忠実に走行した。曲がりくねっているとはいえ、一本道なので、試験官は特に指示も出してこない。友人が「多分ここでUターンして引き返すと思うよ」と言っていたラン・アバウトまでたどり着いたが、試験官は無言である。ちらっと試験官の方を見て見た。
「!!」
(つづく)





