以前、移住直後に、未だ時期的に早いかなと思いつつ、ニュージーランドでは釣るのが簡単という事から子供の釣魚として認知されているナマズを釣りに行ったのだが、見事に丸坊主をくらってしまった。ここのナマズはアメリカ産で、日本のとはちょっと違うのだ(だが、その後の調査により、日本のナマズとそっくり、しかも
しかしその様な過去の、自然に対する罪悪・無知への反省もあってか、また、自然環境が現実に国家の経済を支える屋台骨である事を自覚しているためか、現在のニュージーランドでは、釣りに関しても、それこそロハスな取り組みが行われている。ニュージーランドで淡水釣りをやる場合は、必ずライセンスを購入する必要がある。1年分で買えば5〜6千円くらいで割安であるが、どんな人でも釣りをしたいならライセンスを持つ必要がある。そしてライセンスには、川や湖、そしてさらにはそれら川・湖のエリア毎に、例えばキープ(持って帰ること)できる魚の種類、匹数、サイズ、またやってよい釣法、使ってよい道具など、本当に細かくレギュレーションが規定されている。自然いっぱいのニュージーランドでも?と少し以外に思うかも知れないが。釣りはあくまでスポーツであるべしという観点はもちろんあろうが、再生産の効率を追求するという観点からもであろう、人工的な孵化や稚魚放流なども積極的に行われており、魚資源の保全の為には本当に心を砕いている様だ。そして何より恵まれているのは、釣師の数(というか国の人口自体少ないので・・・)が絶対的に少ない、というのがある。日本に比べ、魚の数:釣師の数という意味でははるかに恵まれているはずのニュージーランドですら、そういうロハスな努力を怠っていないのだ。
それに対して、日本の内水面、特に鱒類の現状といえば、悲惨な状況だと思う。上に書いたような事は、勿論日本でも行われており、それに心を砕き、まさに人生をかけて環境の保全に尽力されている方々も多いと思う。だが、いかんせん、結果的に魚資源というものを既得権益やビジネスの観点からしか捉えられていない状況があるというのは否めないと思う。ライセンスは入漁券という名前であり、そこには細かい規定もある。一見同じ様に見えるが、決定的に違う点がある。例えば一見、自然いっぱいに見える、渓流釣りでも、実際はほとんどが成魚放流の山女やアマゴ、岩魚だったりして、どうしても人工的な感が否めない。自然の川に見えて、実態はほとんど釣堀や管理釣り場と大差の無い状態なのである。どうしてそうなってしまうのか。それは釣師の存在が大きいだろう。現在は空前の釣りブーム時代だといわれる。日本国内の釣師の数はウン千万人とさえ言われる。なので、小さな渓流にも解禁直後にはそれこそ、どっと人が押し寄せ、それらの人が数日でそれこそ根こそぎ釣りきってしまう。そして魚がいなくなると釣師が来なくなるので、しばらくしたら、また成魚を放流するという繰り返しをしている様に思える。それはもはや自然環境の保全という観点ではなく、釣りビジネスと言っても良いくらいの状態なのである。その意味でロハスとは程遠いのである。だが、この不幸な状態は自分も含めた釣師の側に大きな原因があるのだと思うと、再び複雑な思いにかられ、うつむくばかりで何も出来ず、しかも好きだった釣り自体も自然とやらなくなった。なので、そんな日本の状況を憂い、釣師出身で、自然保護に人生をかけてる方々や、自然保全に心を砕かれている漁協の方々のご尽力を見ると、本当に感謝し、尊敬し、応援したくなるのである。
だがまずは個人的にロハスな人生を確立しようと目論む矮小な私は、とにかく、ロハスに、でもせっかくの楽しみなのだから、より良く釣りも(?)を(?)楽しみたい、という考えといういうか、野心というか、下心、が多分にあって、ニュージーランドへの移住を決めたというのがあるのだ。じゃあ、そんな釣り天国ニュージーランドに移住してきたのだから、釣りを満喫か!というと、そう簡単に話は進まない。まずは釣り人にとって最底辺の釣魚・ナマズを釣らないことには次のステージに立てないのである。移民としてやってきてゼロから生活基盤の確立に日夜奮闘する自分の今の社会的立場を顧みて、そう思うのである(その割にはのん気にブログばかり書いて釣りばかりしている様に見えるかも知れないが!)。
実は移住してきて以来、貧乏なのでやることが無く、遅まきながらブログでもやるかなーと思っていたところであった。当初考えていたタイトルが、
「ニュージーランドでナマズ釣り」
ひたすらナマズを釣るまでの過程を独りよがりにブログってみようかと思っていたのだが、念のためサーチしてみるといるんだね、これが。同じような事を既に実践して、うたい文句まで同じなお方が。そのうえ、少し考えてみると、
ナマズ釣りは簡単⇒あっけなく釣れてしまいドラマも何も無い⇒あっけなくネタ切れ
という事にもなりかねないということで、このアイデアはしばらく保留としていた。だが、その後いつまでたっても釣れない。なので、これは簡単ではないんだという事にして(行く場所を間違っているだけという話もあるが・・・)、本ブログでのサブテーマとして日の目を見させる事にした。ナマズ自体、その繁殖力の強さや、悪食なところから害魚との烙印を押され、虐げられている魚である。ニュージーランドではナマズを釣ったら、殺せ(そこまで露骨ではないが)くらいのお達しが出ている。そんなためか一時爆発的に増えかけたナマズの数が、現在は実際には減少に転じているのかも知れない。とにかくそんなロハスの敵!?ナマズを退治する(釣る)というところから、はじめたいと思ったのだ。といいつつ、最初に書いたように私にはナマズに対する憧れがあり、そんなナマズをどうしても憎めないのであるが・・・。
(つづく)
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『実は移住してきて以来、貧乏なのでやることが無く、遅まきながらブログでもやるかなーと思っていたところであった。』
の一節、全く自分も同じで、実は僕も約1週間前にブログを開設したばかりでした。駄作ブログですが、もし、よかったら訪問して下さい。
ブログ、さっそく拝見させていただきました。私は逆に音楽の事があまりわからないのですが、さすがにNENAとマイケル・ジャクソンのThrillerは、知ってます(笑)。それにしても開設早々、多くの人がいらっしゃっているみたいで、うらやましい限りです(^^)